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俺も常識からはみ出ていたかのかな?
6:30AM・・・今日の波/ヒザこし・曇り
今日もひんやりした朝です。
北うねり、木曜ぐらいまで続きそうです。
カフェ、今日も元気に営業します。

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9月は意外にお店が忙しく、なかなか本が読めなかった。

やっと読んだ本は、アメリカの人気ブロガー、クリス・ギレボーの著書『常識からはみ出す生き方』発行:講談社。
20歳で社会人になり、時給10ドル(約800円)の配送係から仕事に就くが、ネットビジネスで稼ぐようになり、
2002年から4年間、西アフリカの医療慈善事業団体のボランティアとして活動。
帰国してからは、人気ブロガーとなり、自分のビジネスも成功させ、すべての国連加盟国を訪れる目標を設定。
2012年現在、183国を旅してきた。
そんなクリスの生き方とは『旅をしながら、本当にやりたいことを明らかにし、不安をなくし、
自由に生きる人を増やすための働き方、生き方、ビジネスモデルを提言』
アメリカの様々なメディアにも寄稿している。

クリスがなぜ西アフリカに4年間滞在してボランティアをしたのか。
それは、カリフォルニアで形成外科をしていたゲイリーパーカー医師についての記事を読んだから。
ゲイリーは、収入の良いアメリカでの医師の生活を辞め、17年間も病院船の小さな船室に住み、
腫瘍や戦争で負った傷で悲惨に崩れた顔を再生する毎日を送っていた。
そんなゲイリーに惹かれ、クリスは同じ船に住み込んだ。
そこは、シエラレオネ。
国連の人間開発指数によると世界で最も貧しい国らしい。

アメリカに帰国してからのクリスは、起業家になり、いくつかのビジネスを成功させる。
だが、たくさん稼いでいるとわけではなく、年に数回、好きな海外に自由にいける程度のようだ。

この本のテーマは、『自分が望む生き方をしながら、同時にほかの誰かを助ける』です。
僕と同じように旅が大好きなクリスの生き方や考え方に、本を読みながら多くの共感を得ました。
そして、本を読んでいる途中に、『あれー、俺も常識からはみ出た生き方をしているのか』と思いました。

人によって人生に求めるものは違います。
クリスは著書の中でこう言っています。
『何を望んでいるのかわからなければ、どうやれば行き着くかもわからない』
あなただけの独創的な人生設計において、最も重要なのは、
『自分が何を望んでいるのかを明確にすることだ』

クリスの本には、世界を旅してきたたくさんの自らの経験や、どうすれば自分の望む生き方ができるのかの自分の事例を
中心に書かれています。

自分がいる世界の常識。
その他大勢が信じる生き方。
そんな常識的な世界をただ従うだけではなく、自分の頭で考えて行動する。
それが大事なんだと気づかせてくれる本でした。
世間はどうでもいい。
自らの意思による生き方を選択しなければ、自分の人生とは呼べない。

まずは、自分の幸せの感じ方を考えてみること。
みんなちがって当り前なんだから。
だから、別にクリスのように常識からはみ出す生き方ではなく、常識の中で生きているほうが幸せならそれでいい。
ただ、それはちゃんと自分の頭で考えていることが大事だと思います。
みんなそうだからとか、みんなと同じようにではなく。
あなただけのオリジナルな人生を生きるためには、自分の頭で考えた選択をすることが重要なのではないでしょうか。

PS/著者のクリスは成功した起業家のようにたくさん稼いでいるわけではないので、
世界を回る旅のお金をつくるために、
ふだんの暮らしの中で倹約していることがあります。
衣服は、年間200ドル(約16,000円)以下しか買わない。
車は必要ないので、持っていないなど。

クリスは、自分の目標(すべての国連加盟国を訪れる)を達成するために、
お金の面でどんな選択をすればいいか、考えて暮らしているんですね。
本の中で、ピカソの言葉が引用されていたので紹介します。
『じゅぶんな金をもち、貧乏人のように暮らしたい』 パブロ・ピカソ
by cafe_delmar | 2012-10-02 07:07 | デルマー前:波情報