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良い小説を読むと、少し優しい人になれるような気がする。
8:00am・・今日の波/ヒザ・晴れ
北東よりの強い風が吹いています。
昨日から波が上がった鳥取です。

カフェ、今日も元気に営業しています。
オープンは、朝8時50分からです。
(和室の貸切りお座敷ランチ、予約受付中!)
デルマーの特製ピザは、2日前の予約制です。
☆定休日は月曜です。
お知らせ
今週は、都合により金曜日はお休みします。

☆大人のサーフィンスクール、受付中。
40歳以上の方、大歓迎。
レンタルボード&ウエットスーツもあります。
(ロングボード・ファンボード・ショートあります)
☆SUP(スタンドアップ・パドルボード)レンタルもあります。

昨日のデルマー前ビーチ。
1週間ぶりに海に入ると、水温、すごく高くなっていました。
フルスーツで動いていると、少し暑いぐらいです。
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今月の読書
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久しぶりに小説を読みました。
八つの物語の短編です。

それぞれの主人公は、いろいろな事情を抱えた家族の物語。
蒸発した夫に取り残され、自殺しようとする母子。
仕事一筋だった夫に先立たれた主婦。
バブルがはじけて経営が上手くいかなくなった男。
雑誌の副編集長で、不倫をしている30代のキャリアウーマン。
貧乏だった親への思いが複雑な息子。
幼いころ、自分を捨てた母親への思いを抱えながら
家族を持つ男性。

この小説集には、いろいろな事情を抱えた家族が出てくる。
50代になり、涙腺の弱い僕は、読みながらときどき涙が出てくる。

小説も現実も同じだ。
家族は、それぞれいろいろな事情を抱えているもんだ。
家族ほど多くの時間を過ごした人はいない。
だからね、みんないろいろある。

それでも、家族がいることに僕は救いを感じる。

世間が何を言っても、家族を信じ、守ってあげるのは、
家族しかいないと思うから。
どんな時でも、味方になってあげるのが家族だ。
そう僕は信じたい。

この小説で、夫婦関係の描写が上手い文章があったので、
紹介します。

仕事一筋の夫に先立たれた夫婦の話で。

『結婚して10年以上も経てばたいがいの夫婦が空気のような
存在になる事くらいはわかっている。
ただ、その空気が温かいものなのか、冷ややかなものなのかで
大分違ってくる。
いろんな波風を受けるたび、それを乗り越え絆の深まる夫婦も
いれば、少しずつ冷めた間柄になっていくこともある。』

結婚生活が長い人なら、この感覚わかるんじゃないだろうか。

この小説を書いた作家の森浩美さん。
男性です。
年齢はわかりませんが、作詞家として700曲以上
も書いている。
SMAP,田原俊彦、キンキキッズなど、ほかにもたくさんの
ヒット曲の作詞をされて作家になった人。

森さんの小説、もう少し読んでみたくなりました。
この文庫本の「家族の言い訳」は、2008年に発行されています。
発行:双葉文庫
by cafe_delmar | 2016-06-02 08:17 | デルマー前:波情報