人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ
今年の読書ベスト3
7:00am・・・・今日の波/クローズ・くもり

今年読んだ本のベスト3を紹介します。
まず、第1位は、『学校の勉強だけではメシは食えない!』岡野雅行著
第2位は、『幸せって、なんだっけ』辻信一著
第3位は、『人生は勉強より「世渡り力」だ!』岡野雅行著
番外編は、『弱者の戦略』かやの克己著

週に一冊読むことを目標にしているが、今年も48冊は読むことができなかった。
その中で、今年読んだ本の中で特に印象に残ったのが、岡野さんの本だ。
東京の下町で、従業員6人の町工場を経営している岡野さん。
しかし、そんな小さな工場に小泉元総理や経団連会長が視察に来たこともある。
小学校しか出ていない学歴。
それでも、岡野さんに仕事を依頼してくるのは、一流メーカーに勤める大学出のサラリーマン。

岡野さんの本には、人生を生きていく上で覚えておきたい大切なことがたくさん書かれている。
その中で、『先へ進もうと思えば、失敗なんて成功への一つの過程だってことがわかる』と書いてある。
前へ進む気持ちを持ち続ける生き方を続けることが大事なんだなぁ。
ただね、前へ進む生き方は簡単なことじゃない。
ときには、孤独な時間が続く。
例えば、僕がサラリーマンをしていた時、何度か転職して、最後の会社の人たちとはうまくつきあえなかった。
お昼ご飯は近くの公園で一人で食べて、本ばかり読んでいたし、飲み会とかにはいっさい行かなかった。
なぜなら、ギャンブルや女、仕事の愚痴など、くだらない話に合わす時間がもったいなかった。
自分を成長させることに一生懸命だった。
自分が属する場所は、人が決めるんじゃない。
自分で決めることができる。
ただ、そのためには、孤独になることもあるし、自分に投資して勉強しなくてはいけないと思う。

岡野さんの本にも書いてある。
『変わり者って言われるような人間じゃなきゃダメなんだ。変ってるから、
人と違う発想ができるんだし、人と違うものがつくれるんだよ』

辻信一さんの本『幸せって、なんだっけ』は、豊かに生きることと経済的な豊かさの
ちがいをわかりやすく教えてくれた本だった。
その本の中で、遺跡発掘に向かう探検家たちの荷物運びとして、インディオと呼ばれる先住民
の話が面白かった。探検の途中、インディオたちが突然座り込み、二日間、荷物を運ばず、
動こうとはしなかった。そして、二日が過ぎ、突然また荷物を運び始めた。
探検家たちは何が起ったのかわからなかったが、いく日かたってインディオの一人が
あの日のことを聞かれ、こう答えた。
『早く歩きすぎた。だから、魂が追いついてくるまで待たなけれなならなかったのだ』

このインディオの話は、すごく興味深く僕には感じ取れた。
なんでも早さが求められる今の時代。
ただその多くが魂のない、無意味なものが多いような気がする。

来年、アメリカの大統領は、はじめて黒人から選ばれます。
そのオバマ氏のスローガン「チェンジ」変革!
日本もそうですが、政治や国に多くの人が何かをしてくれることを期待します。
でもね、国や世間が変わることを期待することほど無意味なことはないでしょうか。
それより、自分を変えることが一番、よりよい効果が出ると思います。

1961年、ケネディ大統領が就任演説で言いました。
『あなたの国家があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたがあなたの
国家のために何ができるかを問おうではないか』と。

周りや環境が何かをしてくれることを待つのではなく、自分の力で何ができるかを考えることが
重要だと、僕はケネディの演説を理解しています。
『チェンジ』のキーワードは、すべて一人一人の心の中に眠っています。
そのキーワードを目覚めさすのは、すべてあなた次第。

大晦日の日記が、えらい重い話に変化してしまいましたが、久しぶりにいろいろ考えて書いてみました。
2008年もあと少しになりましたが、今年もカフェでいろいろな人に出会うことができ、たくさんの良い思いを
いただく事が出来ました。
あらためて、お礼申し上げます。ありがとうございました。
又、いつもカフェに来て下さる方には、元気の素を分けてもらっていて、感謝しています。
これからも、お付き合いして下さい。
では、来年も元旦から営業していますので、よろしくお願いいたします。
                      マスター/島内武文(45歳)

今年の読書ベスト3_f0009169_9514296.jpg

by cafe_delmar | 2008-12-31 07:29 | デルマー前:波情報