7:00am・…今日の波/アタマ・くもり
最近、カフェに来てくれるようになった30代半ばでサーファーのUさん。
去年からサーフィンを始めた。
が、どうもまだ波に乗れてない様子。
詳しく話を聞くと、ロングボードでサーフィンを始めようと、当時住んでいた近くの
サーフショップへロングボードを買いに行くと、ショートボードを勧められ買わされた。
どうやら、『売ってあげる』という、30年ぐらい前のサーフショップのよくある
パターンの売り方だ。
なんでそんなことがわかるかといえば、僕は大阪にいたころ、サーフィン業界で働いていたので、
数百件のお店(サーフショップ)を見てきて、いろいろなお店の販売方法を知っています。
Uさんの話を聞くと、大体どんなお店かは想像できます。
仕事先では、良いお店もありましたが、初心者に不親切なお店もたくさんありました。
それから、ごくまれに、オーナー(経営者)がサーファーでないお店もありました。
サーフショップだからといって、サーファーの人が経営者とは限りません。
まあ、しかしUさんの場合は、正直とくにかわいそうだと思いました。
ロングを買うつもりが、中級者以上のレベルの人が使うような、短くて幅の狭いボードを
買わされてしまった。
これまで、いくら練習しても、『波に乗れない』、『ボードに立てない初心者』を見てきましたが、
そのほとんどの理由が、ボードが短すぎる、薄すぎる、幅が狭い。
プロサーファーじゃないんだから、一般レベル、しかもまだ始めたばかりの初心者に
そんなボードよく売るなという例を、ほんとたくさん見てきました。
いまどき、根性だけでサーフィンする時代じゃないんだから。
僕がサーフィンを始めた28年前は、根性だけでやれという世界でした。
『ショートで乗れなかったら、むいてないからやめとけ』という感じ。
なんせ、僕なんか始めたばかりの頃、まだテイクオフしてまっすぐしか進めない時に、
台風が来て波がでかいある日、
大きな岩がごろごろしているポイントに先輩に連れて行かれ、一緒に入りました。
何とかボードの上にたっても、目の前に岩が見えたらよけれないから、
飛び込んでよける。(~_~;)。
後から思うと、岩に激突しないで、生きて海から上がれてよかったなーと思いましたもん。
まあ、そんな怖い思いをして、サーフィンを教わっとたというか、経験してきました。
サーフショップに限らず、全ての人が満足するお店なんかないので、
自分に合った(相性が合う)お店を見つけることが、楽しくサーフィンすることにつながると思います。
40代でサーフィンを始め、ぐんぐん上達しているスクール生のマッちゃん
ボードはロングです。