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尊敬する日本人のひとり
6:30am・・・・今日の波/コシ前後のまとまりのない風波・くもり
        寒気が入り、少し肌寒い朝です。

先日、6月におこなわれる南アフリカのワールドカップの代表選手が発表された。
そのリストに、いまでもボールを蹴る、日本の最年長プロサッカー選手『三浦和良(カズ)』
の名前はなかった。
現在、43歳のカズ。
選ばれないのは分かっていたが、98年のフランス大会のワールドカップのさい、
スイスでの直前合宿で日本代表メンバーから外されたときは、大きくマスコミにも取り上げられた。
その当時、多くのマスコミは、調子のよくないカズは代表にはいらないという
『カズ不要論』が大勢を占めていた。
僕も、当時テレビでW杯予選を観ながら、同じように『カズはあかんなー』と、
テレビを観ながら批判していた。

そんな僕が、その後、カズの大ファンに変わった。
フランス大会が終わり、『たったひとりのワールドカップ』という彼のサッカー人生の
ドキュメント本を読んだからだ。
その本には、純粋にサッカーが好きな,夢を実現するために努力を惜しまない
男の生き方が書かれていた。
それまでの僕は、三浦和良という人間をほとんど何も知らず、ただ、マスコミの情報だけで
彼を批判していたバカでした。
その本を読んで、僕は、自分がすごく恥ずかしくなりました。

ブラジルから戻り、Jリーグを盛り上げて、日本をワールドカップカップ出場という
レベルまで押し上げた男。
代表から外され、スイスから戻った時の記者会見では、不満や愚痴を一切言わず、
ただ、これまで支えてくれたファンに感謝の言葉を言い、前向きに、
目標を持って頑張りたいと言った。

こんな誇りを持った素晴らしいプレーヤーを、何も知らずにただゴールできないから、
『カズはもう駄目だな』なんて言っていた自分が、ほんと恥ずかしくなった。
それからの僕は、カズを知れば知るほど、男として、またプレーヤーとして、
三浦和良という人を尊敬するようになった。

そして、今でもすごい練習をこなしながら、大好きなサッカーを現役で続けている
その生き方は、僕の大きな勇気にもなっています。

人は結果でなんでもいいとか悪いとか判断してしまう場合が多いですが、
たとえ、結果が期待したものでもない場合でも、それまでの努力は称賛に値するものだ。
その人のプライドまでも傷つけてしまうことはだれにもできない。
いやーほんと、カズさんからは、『誇りを持って生きる』ということを、
教えられました。

PS/僕の場合は、たたけば「ほこり」はいくらでも出るんですがね。(*^_^*)
by cafe_delmar | 2010-05-12 06:57 | デルマー前:波情報