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好きを仕事にしたくて、30年間あきらめなかった男
6:10am・・…今日の波/ひざ・曇り
世間は昨日までは3連休の人が多かったのでは。
カフェは、今日が振り替えでお休みです。

2009年に公開され、世界中でヒットしたドキュメンタリー映画がある。
配食サービスの会社で、一日中チキンのから揚げやハンバーグを容器に詰め込む男(リップス)。
ロックスターになりたくて、ヘビーメタルバンドを30年間ずっと続けている。
10代で始めたロックも、今ではもう50歳になる。
1984年には、西武球場でボンジョヴィと同じステージに立ったこともある。
それから、ボンジョヴィはスーパースターになったが、リップスのバンドは売れなかった。
今では、工場での単純作業の繰り返し。

それでも、リップスはロックスターになる夢をあきらめていない。
レコーディング費用を親戚に借りてまで、メジャーヒットを狙う日々を送り続けている。
そんなリップスたちの『夢をあきらめない姿』が共感を呼び、
世界中でこのドキュメンタリーがヒットしたようだ。

20歳の若者がロックスターになりたいと言って夢を追うのはカッコよく見えるが、
50歳のおっさんがロックスターになりたいといったら・・・・。

僕はこの映画のストーリーを聞いて、『リップスは幸せだなと思った』
なぜなら、30年もずっとひとつの夢を忘れずに行動し、生きてきた。
結果はボンジョヴィのようなロックスターになれなかったけど。
その自らの夢をひたすら追い続けた日々は幸せの過程ではないだろうかと思う。
だって、CDが売れてロックスターになれたから幸せになるとは限らない。
売れようが売れまいが夢を信じて生きることができる。
それが、なんだかすごいことだと感じる。

あきらめないおっさん(リップス)、なんだか「かっこいい」と思えてくる。

人はなんでも結果がよければ、幸せになれるのだろうか?
昇進した
大きな会社に就職した
起業して成功した
夢を実現した
好きだった女性と結婚した
高額の宝くじが当たった
などなど
いくつかの良い結果を手に入れることができたら、ほんとに人生はそれだけで
ハッピーなのだろうか。
なんだかちがうんじゃないかな。
幸せは、生きていく過程の中にある。
だから、どんな場所にいてもきっと幸せを感じることはある。
ぼくは、そう信じている人です。

リップスの映画『アンヴィル』のホームページです。
http://www.uplink.co.jp/anvil/
by cafe_delmar | 2011-03-22 06:29 | デルマー前:波情報