6:30am・・・・・今日の波/クローズ・曇り
昨日からまた寒くなり、大きな波が続いています。
今日のカフェは元気に営業します。
週刊文春4月21日号に、飯館村のある老人の記事が載っていた。
『県は避難してくれと、家の中に入っていろと言ってきた。
けど、関係ねえや。いつ死んでもいいんだから。おれはここにずっといるよ』
その老人が道端に腰を下ろしていた草むらをガイガーカウンターで測ると、
15マイクロシーベルト(平常時の3百倍)という高い値が出た
と記事には書かれていた。
命が危険にさらされていると教えられても、自分の故郷を捨てられない人がいる。
たぶん、僕も70歳を超えていたら、もうあとどれだけ生きていけるかわからないのなら、
自分が気に入った場所で死んでいくよと思うかもしれない。
逃げないお年寄りの人の気持ちも共感できる。
人はただ息をして、食べていけたら良いというものではないはずだ。
誇りを持って生きることは大切なことだ。
その誇りを持つ場所が、多少危険に侵されてしまったとしても。
その場所から離れないで生きる。
その権利もあっていいと僕は思う。
また、同じ文春の記事で、作家の伊集院静さんが良いこと書いていました。