9:00am・…今日の波/静かな海・快晴
泳ぎたくなるような、暖かい朝です。
今日はパドルだけでもしようかな。

僕の好きな作家のひとり、伊集院 静さんの新刊が届いた。
『いねむり先生』といタイトルで、自身の自伝的な長編小説だ。
妻の夏目雅子さんを亡くして、アルコール依存症になり、失意の時に
伊集院さんに生きる力をそっと寄り添うようにつけてくれた人が、作家の色川武大氏。
伊集院さんの本を読むずっと前に、僕は色川さんの代表作『狂人日記』を
17年前ぐらいに読んで、色川さんのファンだった。
その色川さんに伊集院さんが救われていたのは、やはり、好きな人ってつながっていくのかな。
そう思わずにはいられない。
400ページを超える久しぶりの長編小説。
読み終えるまで、寝る時間が短くなりそうだ。
PS/今、震災などで多くの人が愛する人を亡くしている。
そんなとき、優しく手を伸ばしてくれる人がそばにいてくれるだろうか。
どうしたら、生きる力を出せるだろうか。
どうしたら、悲しみを癒せるのか。
テレビのCMで『がんばれ・・・・日本を信じてる』とか聞くたびに、なんか違和感を感じる。
そんなことを読む前に考えてしまいました。
そんな答えのひとかけらが、伊集院さんの本に詰まっているような気がします。