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美容室の経営も科学が必要なのか
6:30am・・・今日の波/静かな海・曇り
カフェ、今日も元気に営業します。

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90年代後半、原宿のカリスマ美容師ブームをつくった一人、鈴木勝裕氏の著書『奇跡の美容室』を読みました。
ブームが去った後、国の「経営革新計画の承認」を得ることにより、経営危機をうまく脱出した話が書かれています。
鈴木氏の経営する会社[美髪堂]は、2010年の売り上げ約8億1千万円。

鳥取に移住してから、美容室の数が人口に比べて多いなと思っていたのですが、鈴木氏の本を読んで納得しました。
厚生労働省の発表では、2010年の美容室は全国で22万3645軒。
経済産業省の統計では、全国のコンビニの数は、平成22年は4万2347軒。
つまり、美容室はコンビニの5倍以上あるんですね。
これには、ちょっとびっくりしました。
そして、その凄い競争の中で生き残っていく美容室。
大変なんだなと思いました。

『奇跡の美容室』発行ダイヤモンド・B は、鈴木氏が24歳で独立してから、カリスマ美容師ブーム、
そしてブームが去った後の自身の会社の経営危機からの脱出までの軌跡が書かれています。

鈴木氏はインターネットの普及が流行のあり方を変えたと言います。
『女性たちは、いかに自分の個性を生かしてくれるかを美容室に求め始めたのです。
インターネットとは、簡単に言えばマスメディアの崩壊を促す装置でした。
みんなで同じものを見ていた時代から、それぞれが好むものを見る時代へ』

90年代からの時代の変化を再確認するのにもよい本でした。

「みんなで同じものを見ていた時代から、それぞれが好むものを見る時代へ」
この鈴木氏の言葉から、今の流行が見えてくるような気がします。
by cafe_delmar | 2012-05-25 06:53 | デルマー前:波情報