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生きることに引退はない
6:30am・・・今日の波/ムネ・雨
カフェ、今日(水曜)は振替で休みます。

昨日紹介した本『第3の案』に書かれていたあるエピソード。
プエルトリコの偉大なチェロリストのパブロ・カザルスの話。
カザルスは世界的なオーケストラと数限りなく共演し、ありとあらゆる栄誉を受賞し、
歴史上もっとも偉大なチェロリストと称えられた。
カザルスが晩年バッハのチェロ組曲を自宅で弾いていた時、隣人が93歳のカザルスに、
今も毎日3時間練習するのはなぜかと尋ねた。
カザルスは答えた。
『もっとよくできる部分に気づくからです。・・・・・そこを直せば、
もっとうまく演奏できる』

カザルスは97歳で亡くなる日まで演奏をやめることはなかった。
人生の晩年なのに、なぜもっとゆっくりしないのかと不思議がると、彼はこう言うのだった。
『引退するのは死ぬことです』

僕も含めて、私たちの多くはある年齢(だいたいが65歳)になったら仕事を引退し、
老後の人生を楽しみたいと考えているでしょう。

はたして、引退した人生が本当に幸福かどうか?
ぼくにはわからない。

コヴィー氏は言う、『第3の案の人生』があると。
働き続けるか、引退するか、この二つの選択肢しかないと信じ込まされてきたぼくは、
仕事と引退という二者択一の考えを、根本的に変えることにきづかされた。
その第3の案とは、『貢献することである』とコヴィー氏は言う。

死ぬまでだれかの役に立つことができれば、生きている実感を得るのか。
それを確かめることは、誰もができる。
やってみる価値はありそうだ。

まずは、カザルスさんをまねて、60歳を過ぎてもショートボードで波乗りできるように
海に入り続けます。
by cafe_delmar | 2012-11-07 06:49 | デルマー前:波情報