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プライドは、一銭にもならないと漫画家は思った。
9:00am・・・今日の波/アタマオーバー・晴れ
うねりがまとまってきています。
隣のビーチは胸ぐらいでした。
カフェ、今日も元気に営業しています。

3日からポニーキャンプに行っている悠と。悠とがいないと、なんだか少しさみしいなぁ。
夏の井手が浜でポニーに乗る悠と
プライドは、一銭にもならないと漫画家は思った。_f0009169_9262674.jpg



僕が好きな漫画家の西原理恵子(さいばら りえこ)さん。
(ただし、漫画は読んだことありません)

西原さんも相田みつをさんのように、高知の貧乏な家庭で育った。
(相田さんは、栃木県)
貧しさから逃れるために、東京の美大に入り、好きな絵を描いて東京で食べていこうと思った。
この町には絶対に帰らないと決めて。

しかし、美大に入るために通った予備校の課題では、最下位の評価。
お世辞にもうまい絵が書けたわけではなかった。
そこで、生きていくために(カネを稼ぐために)、出版社を数えきれないぐらい回った。
画家とかイラストレーターとか、そんなおおきな目標は持たなかった。
自分の限界はわかっていた。

だから、どんな絵でも描いた。
いちばん西原さんの絵をおもしろがって使ってくれたのは、
エロ本の出版社の人たちだった。
20歳前後の女子が、エロ本雑誌の仕事をこなしていった。

『私は、ゲージュツがやりたいわけじゃないんだから。絵を描くことを仕事にしたいのよ。
絵を描いて、自分の絵で、カネを稼げるようになりたい!』
プライドなんて、鼻から持っていなかった。
ただ、絵でカネを稼ぎたいだけだから、くる仕事はなんでもOK。

そうして、多くの人気作品を書きつづけ、今では年収数千万円を稼ぐ人気漫画家になった。
西原さんの目標(貧乏からの脱出)は、若くして達成された。

誰とも競争しない生き方にこだわり、禅を学んだ相田みつをさんは、
勝ち負け、損得を超えた世界に生きた。
好きな仕事にこだわった。
だから、60歳になるまでは、貧乏が続いたようだ。

二人の生き方のどちらが正しいなんてないと思う。
どちらも正しいんだ。
ただ、目標にする生き方がちがうだけ。

相田みつをさんも西原理恵子さんも、どちらも何かを書いて表現した。
生き方は違うけれど、僕は二人にすごく魅力を感じます。

★西原理恵子さんの半生を知りたい方は、
『この世でいちばん大事なカネの話』発行:理論社
を読んでみてください。
壮絶な人生が書かれています。
by cafe_delmar | 2013-01-05 09:35 | デルマー前:波情報