6:30am・・・今日の波/静かな海・曇り
梅雨に入り、波のない日が続いています。
梅雨時期の日本海は、いつも波があまりたちません。
明日は、西風のうねりが少しだけ期待できるかも?
カフェ、今日も元気に営業します。
波の様子を見るユウトと春樹。
最近カフェで仲良くなったMやまさん。
僕より一つ年下の男性。
大阪の有名大学を出て、東京の商社で25年働いていたが、今は鳥取で
農家の仕事をしている。
僕が、なんで収入が良い仕事を辞めたんですかと聞くと。
Mやまさんが、『かんたんに言うと、飽きたからだよ。』
このまま定年まで、この仕事を続けていくのはもういいよと思ったそうだ。
普通、仕事が飽きたからといって、生活の基盤になっている仕事はやめない。
だから、常識外の人の話はおもしろい。
もちろん、今の収入は商社の時から比べるとかなり低い。
それでも、Mやまさんを見ていると、なんだか楽しそうに生きているように見える。
たくさん稼がなくても、やりたいことができれば、楽しく生きていけるように感じる。
反対に、何十年も仕事に飽きない人もたくさんいる。
テレビ番組で、関東の山小屋の食堂で働く80歳のおばあちゃんを見た。
14歳のときに親の山小屋仕事を手伝い始めて、66年間無休で働いている。
66年間も働いて、仕事にあきていない。
なんでかなと思った。
それは、山小屋のおばあちゃんは、商い(あきない)をしているからだと僕は思う。
ただ、料理を作っているだけじゃなくて、毎日登山客と交流している。
話をしたり、聞いたりしている。
基本作業は同じだが、毎日違う人に会う。
僕もお店の仕事をしていて、常連のお客さんや、久しぶりに会う人、
町内の知り合い、サーファーの仲間など、いろいろな人の話を聞いたり話したり
していると、仕事に飽きることがない。
だから、いつかやめようとは考えない。
好きな商いをする人には、いわゆるサラリーマンのような定年はないような気がします。
仕事も遊びも、好きなことはやめられない。
だから、同じことをずっと続けられるのだろう。