12:00pm・・今日の波/アタマ・曇り
南西の強い風が吹いています。
朝から蒸し暑く、タンクトップでちょうどいいぐらいです。
今日はカフェお休みしています。
(悠との小学校も休校です)
台風が通過中の日本海。
秋は読書するとすぐ眠くなるんだなぁ。
著書「デフレの正体」がベストセラーになった藻谷浩介氏が書いた
『里山資本主義』発行:角川書店を読みました。
中国山地の真庭市が進める、山の木を利用することで目指すエネルギーの自立。
ゴミとして扱われていた木くずを利用し、雇用と地域のエネルギーを生み出した実例などが、
オーストリアなども含め、いろいろと紹介されている。
田舎の地域再生のヒントが見えてくる内容だ。
その中で、藻谷氏の言う「マネーに依存しないサブシステムを再構築しよう」の意味に
気づかされるものがあった。
それは、彼の問いだ
『われわれが生きていくのに必要なのは、おカネだろうか。
それとも水と食料と燃料だろうか。』
間違えてはいけない。生きるのに必要なのは水と食料と燃料だ。
おカネはそれを手に入れるための手段の一つにすぎない。
日本各地の里山には、かなりのところまでおカネを払わずに水と食料と燃料を
手に入れている生活者は無数に存在する。
本文より
都会に住んでいると、水と食料と燃料はすべておカネで手に入れると思いがちだ。
僕も大阪に住んでいた頃は、スーパーでいつもミネラルウォーターを買っていた。
食品ももちろん、買う以外手に入れる方法がなかった。
しかし今では、水道の水も十分飲めるから水は買わなくなった。
野菜は近所の方に、畑で採れたものをいただくことが増えた。
農家のサーファーの友人も、野菜を分けてくれる。
田舎はおカネの循環以外に、人が生きるために必要なモノを手に入れられる。
おカネに依存しない生活を少しだけでも取り入れることができる。
そんな可能性を『里山資本主義』を読んで、あらためて見つけたような気がします。