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成功者が語る言葉をそのまま信じてはいけない
9:40am・・今日の波/ヒザモモ・雨
うねりが少しずつ入り始めました。

カフェ、今日も元気に営業しています。
(今週は、6日(水曜日)に休みます)

まだボードが走り出していないのに、早く立ちすぎて波に乗れなかったユウト。
初心者によくあるテイクオフの失敗パターンです。
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陸上界で活躍した日本のトップアスリートの為末大さんが、ツイッターで
つぶやいた言葉が多くの批判を浴びているとネットニュースに書かれていた。
それは、
「成功者が語ることは、結果を出したことに理由づけしているというのが
半分ぐらいだと思う。アスリートもまずその身体に生まれるかどうかが99%。
そして選ばれた人が努力を語る。
やればできると成功者は言うけれど、できる身体に生まれることが大前提」

還暦になったミュージシャンの山下達郎も、あるインタビューでこう言っていた。
『僕は、夢はかなわない確率の方がずっと高いと思う人間です。』

僕はこれまでいろいろなビジネスに関する本で、成功者の著書を読んできました。
それで思ったことは、為末さんや達郎のような思いと同じです。

夢なんてほとんどはかなわないし、やればできることは限らている。
夢は叶えるのが難しいから、アメリカンドリームとかと呼ばれていたり、
大きな夢をかなえた人が称賛されるのだ。
誰でも簡単に夢をかなえることができたら、夢の価値がなくなるようなもんだろう。

しかし、だからといって夢を追いかけるのは無駄だとは思わない。
ただ、やってみて、ダメならあきらめることも大事だ。
あきらめないことが大事だと成功者は言うが、それはある分野でその人が通用するかどうかで
決まるんだと思う。
特にオリンピックや大リーグに出れる人は、普通の体つきでは可能性は限りなく少ない。

ぼくは、小学生の時に少年野球でピッチャーをしていて、中学になったら野球部に入りましたが、
同じピッチャー志望の同級生を見て、レギュラーにはなれないとすぐに思いました。
なぜかというと、その同級生の身体つきが僕なんか比べ物にならないぐらい、大きなお尻と太ももで、
がっちりしていたから。

人の能力は、みんなちがって当り前だ。
話すのがうまい人、文章を書くのがうまい人、料理を作るのがうまい人、接客がうまい人など。

勝間和代さんは著書「やればできる」(発行:ダイヤモンド社)にこう書いている。
『ある意味、才能とは、どこに特化できるか、見極める能力だと思います。』

よく素晴らしい成果を出している人を天才だとか言いますが、その多くの天才たちは、
普通の人がやらない圧倒的な努力をしているのです。
たとえば、将棋の羽生善治棋士は、棋士の中で一番勉強時間が長い。
すなわち、成果を出している人は、自分の得意分野で普通の人の3倍以上の
勉強や経験を積んでいる人なのです。

もういちどいうと、普通の人が何かで良い結果や成果を出そうとするには、
『ある意味、才能とは、どこに特化できるか、見極める能力だと思います。』
ようは、自分の得意分野に気づくことです。

為末さんの言葉、僕はすごく正直な意見だと思いますが、受けとめ方によって、
いろいろ言われるのが有名人だからなのでしょう。
by cafe_delmar | 2013-11-04 09:54 | デルマー前:波情報