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バーボンを飲むと想いだすこと
9:00am・・今日の波/アタマオーバー・晴れ
まだ少し荒れ気味の海です。
明日は暖かくなりそうです。

カフェ、今日も元気に営業しています。

バリ島のハードロックホテルのプールバー。ユウトが座っています。
リゾートで飲むビールはいつもうまいね。
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2010年の冬に行ったバリ島。
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僕は、ふだんは発泡酒とビール、たまにワインしか飲まない。
最近、数年ぶりにウイスキーを飲んだ。
なんでかと言うと、台所をかたずけていると、ウイスキーのボトルが出てきたから。
捨てるのももったいないから、久しぶりに飲んでみた。

20代から30代の中頃までは、バーボンをよく飲んでいた。
久しぶりに飲んでみると、あの頃の自分を思い出す。
20代後半頃からよく通った、大阪心斎橋にあった小さなバーのカウンターで
しょっちゅう飲んでいた頃を思い出した。
あの頃は、いろいろなことに悩んでいたなぁ。
上手なお酒の飲み方ができなかった頃だと今ならわかる。
バカな飲み方しかしていなかった。

伊集院静の著書『許す力』に、伊集院の父親から、酒を飲み始めた頃に言われたエピソードが書いてあった。
父は私が酒を飲み始めた時に言った。
『お前、酒は身体に合うのか』
『はい、どちらかと言うと合うのかしれません。・・・』
『そうか。なら言っておく。酔うな。黙って飲め』
『酔いたい時は一人で飲め』
『はあ・・・・』

父の言葉の意味がよくよくわかったのは何年もしてからだった。酒の上の失敗、喧嘩、
自己嫌悪を覚えてようやくわかった。
著書本文より

この話、伊集院さんのお父さんの言葉ね、今なら僕にもよくわかる。
僕もたくさんお酒を飲んで、やっと「酔いたい時は一人で飲め」と言う意味がわかった。
人間、いくら良い忠告をされても、自分の生身の身体で経験しないとわからないことがあるんだな。
頭よりも身体で覚えないとわからないことがある。
人間て、そんな不完全なモノなんだろう。
しかし、伊集院さんのお父さんはいいこと言うな。

と言うわけで、今日も少しだけ発泡酒を飲もう。
銀座のクラブのようなきれいなお姉さんはそばにはいないけど、家で飲むお酒はすぐ酔う。
だから、読みかけの本がなかなか進まない。
しかたないか。

そういえば、少し前のテレビ番組に、その心斎橋にあったバーの店主だったIとうちゃんが、
鶴瓶の司会の番組(夜11時)に、俳優の鹿賀たけしの酒飲み友達で出ると言う話を友人のFBで知って、
テレビを見ながら出てくるのを待っていたら、写真だけの登場にちょっとがっかり。
てっきり、本人が番組に出てくるとおもっていたので。
まぁよく考えてみたら、素人がそんなに簡単に有名俳優といっしょにテレビ番組に出るわけないか。

今は、東京の西麻布と大阪の心斎橋でバーと鉄板焼きのお店「39サンキュー」を数店舗経営している
Iとうちゃん。大阪にいた頃は、よくコンパに誘ってもらい、楽しく遊ばせてもらった。
バーのカウンターの中が天職のような男だと思った。
楽しい時代でもあったけど、今鳥取にいるほうがもっとおもしろいので、過去には戻りたくない。
そのころに比べると、人生残り少なくなったけど、これから先の方がおもしろいと思えるように生きていく。
生きていくのに、長けりゃいいっていうことでもないだろう。
by cafe_delmar | 2014-03-22 09:41 | デルマー前:波情報