人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ
ビジネス書の書いてある事をそのまま信じてはいけない
9:00am・・今日の波/ヒザ・曇り
ゆるい北風が吹いています。
ロングなら乗れそうです。

カフェ、今日も元気に営業しています。
☆来週、9日(月曜)は営業します。

ビジネス書の書いてある事をそのまま信じてはいけない_f0009169_9291732.jpg


アメリカの作家・起業家のクリス・ギレボーの著書
『THE $100 STARTUP』(1万円起業)を読みました。
内容は、初期資金が100ドル(1万円)から1000ドル以下の資金で起業して、
年間の収益が5万ドル(500万円)以上のビジネスを成功させている人のモデルを
いろいろと紹介するとともに、そこから思い通りの生活を手に入れた
人たちの実例集です。

いくつかおもしろいビジネスを紹介します。
①ある日、25年勤めた会社をクビになった営業マンは、友人の家具屋から仕入れたマットレスを、
業界初の自転車による配達を始め、ウェブサイトでは、「押し売りしないマットレス店」という
コンセプトで、評判になっていった。
②会社の仕事でたくさんマイルが貯まった人に、有効なマイルの使い方を教えるだけの手数料で
仕事をやめて暮らせるようになった人。
③ピアノ教師をやめて、音楽教師のスケジュール管理で年収3600万円に。
④結婚式専門の写真家で年収900万円。
⑤カナダのスノーボーダーは、レストランの仕事を突然解雇され、
スノーボードを教え始めたが、競争が激しく、1年のうち決まった時期しか働けない。
そこで、スノーボードを教える教材を作り、インターネットで販売。
教材は、世界20カ国で売れて、2年目の改良版は、10万ドル(1000万円)を少し下回る
純利益が得られた。

これだけ読めば、意外な方法で簡単に成功(稼ぐ)ことができるのかなと思ってしまう。

本の副題には、こう書かれている。
『片手間で始めて、じゅうぶんな収入を稼ぐ方法』

片手間???
そんなことが普通の人にできるわけがないだろう。
本に紹介されている人たちの実例は本当だが、普通の人じゃないからできたんだ。
たとえば、普通の僕が片手間で始めて、じゅうぶんな額を稼ぐことなんて、
簡単には見つけられないだろう。
それをかんちがいして、誰でも、副業や起業ができると思ったらバカだ。
本の監訳をしている本田直之氏は、起業家として成功して、作家としてもベストセラーを
出している成功者だ。
本田さんは、この本の中で『もはや企業にいるほうがリスキーで、独立した方が安全』
と書いている。
これもね、自分の頭で考え、稼ぐ仕事をつくり出せる人の場合であって、
言われたことをちゃんとするだけの普通の人が、独立した方がいいなんて
夢みたいなことだ。

僕もそうだけど、成功者の調子いい言葉をそのまま信じたらいけない。
普通の人がみんな起業したら成功するなんて、そんなうまい話は世の中にはない。

まァ、『1万円起業』の本は、個人でもできる小さなビジネスのタネは、
世界中にいろいろあるんだなと言う話がおもしろい。
そういう意味では、楽しめる内容でした。

夏限定「夏野菜カレー」、始まりました。
ビジネス書の書いてある事をそのまま信じてはいけない_f0009169_9361988.jpg


by cafe_delmar | 2014-06-07 09:31 | デルマー前:波情報