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僕がカズが好きな理由
6:30am・・今日の波/ひざ下・曇り
西うねりの筋が見えてきました。
明日は少しサイズアップしそうな予想です。

カフェ、今日も元気に営業します。
お知らせ
13日のあおやアートフェステバルのジュニアサーフィンスクールの受け付けは終了しました。

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今もサッカーJリーガーを最年長で現役で続けている三浦知良さん。
ワールドカップに出場するという夢にかけていた人でもある。
1998年のワールドカップ・フランス大会に出場する最終登録メンバーが、
大会直前のスイスで、当時の代表監督岡田から発表された。

それまでのワールドカップ予選では、なかなか点を取れないストライカーに対して、
「カズパッシング」と呼ばれるぐらい、メディアで数多く批判され続けた。
点を取れないカズに、予選を通過しても罵詈雑言は続いていた。

そして、ワールドカップ直前のスイスで、岡田武史監督により、夢であったワールドカップの出場の
絶好の機会を失うことになった。
カズと同時にはずされた北澤とともに、二人はスイスから成田に到着した。
そして、記者会見をした。
怒りも愚痴も言わない二人だった。

著書「たった一人のワールドカップ」三浦知良1700日の闘いを書いた
ノンフィクション作家の一志治夫はあとがきにこう書いていた。
カズは、今回のインタビューの中でも人の悪口を言うことは皆無だった。
そして、結果として批判めいたことを言っている部分を嫌悪した。
メディアを使ってああだこうだと言うのが基本的に好きではないのだ。

どんな多くの批判を浴びようと、言い訳なんかしないでプライドを持って生きてきたカズさん。
だから、好きになったんだな。

最後に、「たった一人のワールドカップ」の著書の中で泣ける話があった。
スイスに行く前、4月に日本代表を一度はずされたカズに北澤は言った。
『カズさん、今回入っていないけどね、ワールドカップではそんなことないと思うけど、
万が一もしカズさんが外されたら、僕はワールドカップ行かないから、
そういうつもりでやっているから』って言ってくれた。

今回、「もし俺だけダメで、お前が残ったらどうした?」って。
そしたら、あいつは『帰りますよ』って言っていた。

北澤、いい奴だったんだな。
ワールドカップも素晴らしいけれど、人と人のつながりからうまれる
誇りの持ち方みたいなもの。
それが具体的には何かわからないけれど、心に何か引っかかる話でした。
by cafe_delmar | 2014-07-04 06:56 | デルマー前:波情報