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生きる期限がわかると気づくことがある
9:00am・・今日の波/クローズ・曇り&ときどき雪
また海が荒れてきました。
週末も、大きな波が続きそうです。

カフェ、今日も元気に営業しています。

僕が夜に腹筋をしていると、春樹もやりだした。
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冬限定の、あったかいスープセットがはじまりました。
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菅原文太さんが最近亡くなられた。
奥様のメッセージを聞くと、菅原さんが70代で膀胱がんになってから
生き方が変わってきたというようなことを言っておられました。
晩年は、無農薬農業の普及や反戦などの社会活動を積極的にされていた。

もともと人間は、生きる期限はほぼ決まっている。
産まれたらいつかは死ぬもんだ。
けれど、ほとんどの人は、ほんとに死が近づくまで、自分がいつか死ぬとは
リアルにあまり考えないと思う。

それが、大きな病気なんかして、先があまりないという現実を目のあたりにすると
急に、自分の生き方やまわりの人のことを真剣に考えたりする。
少し、謙虚な姿勢になったりする。
毎日普通に生きていることが、普通でなくなる時にわかることがある。

30代半ばの頃。
僕は死ぬほどのたいした病気でもないのに、入院生活が長く続いていた。
そんなある日、ひとりで通天閣が見える10階の大学病院の窓から、
大阪のどんよりした冬の空をのぞいていた時、
「社会生活に戻れるのかな?」という不安な気持ちでいっぱいになった。
冬のどんよりした日本海の空を見上げていると、ふとあの病室から
見た風景を思い出しました。

期限が決まった人生だから。
毎日、それを忘れないように生きていたら、大切なことが
見えてくるような気がします。

PS/今も、あの同じ病院の病室から、通天閣を見ながら冬の空を眺めている人がいるんだろうな。
同じ空でも、見上げている人はみんなちがっている。
by cafe_delmar | 2014-12-05 09:50 | デルマー前:波情報