7:00am・・今日の波/クローズ・曇り
強い北風で、海は大荒れです。
カフェ、今日も元気に営業します。
沖縄で買ったハブカレー。子供でも食べれるような味でした。
『なぁ、狭~い日本の諸君、あんたら、自分が出会うた相手はみんな
「いい奴」やないとあかん、思うとるん違う?
甘いなあ、それ。
「嫌な奴」に出くわしたら、どないすんねん。
世の中には「いい奴」もおるし、「嫌な奴」もおる。
それが現実や。
自分は「いい奴」としか出会いとうない? アホか?
ずうずうしいにもほどがあるわ。』
送り火(文春文庫)の短編集(よーそろより抜粋)
一年ぐらい前に読んだ本。
僕と同い年の作家、重松清の「送り火」という短編集の中で、
世界を放浪するムラさんという人のホームページの日記に書かれてた言葉です。
(小説なので、フィクションですが)
これを読んだとき、良い人ばかりの出会いを期待する自分のことを思った。
自分は世間に甘えている。
そんなふうな問いかけに聞こえた。
ムラさんの言うように、嫌な奴に出会うのも現実や。
それが当たり前だと思えばいいんだ。
「いい奴」も「嫌な奴」もいる。
それが現実で日常なんだ。
いろんな人と出会う。
おもしろい人に出会う。
やさしい人に出会う。
気に入らない人に出会う。
それでいいんだ。
聖人君子は世の中にはいない。
いい奴じゃない出会いはしたくないと思っていた僕。
ずうずうしくて、アホだったんだな僕は。