14:30・・今日の波/ひざ下・雨
カフェ、元気に今日も営業しています。
(今週は、土曜日にグルメ講座があるため、カフェはお休みします)
朝はヒザコシの波でサーファーさんがいましたが、14時には誰もいなくなりました。

僕はサラリーマンをしていたとき、今もらっている給料の倍のお金をもらったら、
自分の望む生活ができて、満たされた生活ができると思っていた。
サラリーマンの人なら、よく思うことかもしれない。
反対に、給料が下がったら生活が苦しくなる。
そんな想像をしたことを覚えている。
先月から、確定申告の準備をしていて思うことは、大阪の中小企業で働いていたときの僕の給料より
収入が下がったことを、自営業を始めてあらためて実感する。
田舎にある小さなカフェ、冬は寒くて雪が積もるし、都会にあるお店
のようにはたくさん稼げないのが現実だ。
ほんとはもう少し稼ぎたいけど、ぼくの経営力が足りないのだ。
同世代の中では、確実に平均以下の収入だろう。
とりあえず、なんとか食える暮らしだ。
そんな僕だが、収入が下がった今の暮らしの方が、僕自身は幸せ度が高い暮らしを送っている。
車は中古しか買えないし、服や靴も自分のものはできるだけ買わない。
友人と飲みに行くこともほぼなくなった。
それでもいい。
無理をしているわけでもない。
モノをたくさん持ちたいとか、高いモノがほしいとか、外で飲みたいとか、
あまり思わなくなったから。
なぜ収入が減っても、不満な気持ちにならないのか。
それは、お金よりも、自分が選ぶ自由を多く手に入れたことだ。
たとえば、いつ仕事を休むか。(休みは、サラリーマン時代は週休2日だった。今は1日だ。
休みが増えたわけではない。)
勤務時間も、今の方がサラリーマンのときより毎日長時間労働だ。
だいたい最低一日12時間は働いている。
それでも、今の生き方の方が僕は好きだ。
小さな自由だけれど、自分で選ぶことができる生き方は、僕には心地いい。
夫婦で大好きな海外旅行には、会社を辞めてから自由に行けるようになった。
オフシーズンとLCCを使えば、予算が安く済む旅行ができる。
すべて良いことばかりではないけれど、自分たちで考え行動することができる。
そんな小さな自由は、誰でも手に入れることができるはずだ。
幸せの基準は人それぞれ。
ただ、お金が多いか少ないかで決まるほど、幸せな生き方は単純じゃないような気がします。
あるテレビ番組で見た、元ウォール街のエリート金融マンが、アメリカ中部の森の中で、
自給自足の暮らしをしていた。
木で作った物置ぐらいの家には、家電製品は何もなく、電気、ガス、水道もない。
森の自然を利用して、ひとりで暮らしていた。
レポーターが、彼になんでこんな暮らしがいいのか聞いてみた。
元エリート金融マンの答えは、
『朝起きてから、夜寝るまで、すべて自分が選択できるからだよ。
誰にも指示されない生き方がしたいんだ。』
共感したね。
僕は、そんなワイルドな生き方は(したくない)できなけれど、彼のその考え方には、
僕と通じるものがあると感じた。
朝、目が覚めてから夜寝るまで、自分で考え行動する。
これだけで、自分の人生を生きている実感を味わえる。