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家族を愛することができなかった人もいる
9:00am・・今日の波/ヒザ・晴れ

カフェ、本日(水曜)は、春樹の親子遠足のため休みです。

真樹ちゃんが、春樹のために作ってあげたお弁当。
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羊のショーン。
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今月の読書
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元NHKのアナウンサーで、フリーキャスターとしても活躍した
下重暁子さんの著書『家族という病』を読みました。

元軍人の父と妻として父に尽くす母の二人を、「あなたの生き方は間違っている」と
思い続けた下重さん。
父が老人性結核で亡くなるまで入院している時も、見舞いにも行かなかった。
主治医から、「なぜ見舞いに来ないのか」と手紙が来たこともある。
たった一人の兄も、一年間の闘病後、がんで亡くなった。

「結局私は、父、母、兄の三人の家族と、わかり合う前に別れてしまった」

僕はちがうと思う。
家族だからわかり合うはずだと思い、自分の考えを父と母に受け入れてほしいと望んだ
下重さん。それができずに反抗してしまい、家族から離れていった。

家族も個人という単位で見るなら、考えかた、生き方、価値観はちがう。
そのことをまず認める。
家族だから、理解してもらおうとか、無理に思わない方がいい。
自分の思うような家族でなくても、そのまま受けいれる。
自分の個性を家族に押し付けてはいけない。

僕は、下重さんの本を読んで、彼女は父や母の人格を受け入れる前に、
家族に対して自分の個性を押し付けてばかりしたから、
下重さんは自分の家族を
よく知らないうちに失ってしまったのではないか。
そう思わずにはいられなかった。

愛することは、相手を丸ごと受け入れること。
見返りを求めず、ただ愛してあげるだけでいい。
僕も二人の子供を持ち、自分の家族をつくったことで、少しずつ分かってきた。

家族を避け続けた下重さん。
家族を愛せなかった人は、他にも意外に多いような気がする。
世の中に同じ家族はいない。
世界中でたった一つの自分だけの家族。
何かの縁で出会った家族、その家族と愛し合えないのは、
なんだか少し悲しい話だね。
by cafe_delmar | 2015-05-20 09:38 | デルマー前:波情報