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応援に定価はない。
6:00am・・今日の波/すね・雨
今日は梅雨空ですね。

カフェ、今日も元気に営業しています。
オープンは朝8:50分からです。

新しいボディシャンプーとお皿が入荷しました。雑貨コーナーに置いています。
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モノを買う場合、ほとんどの商品には定価があります。
160円のペットボトルに対して、200円を払う人はいません。

音楽も、CDやダウンロードにも定価と言う価格が付いている。
しかし、音楽に定価がなくてもいいと言うことを実証した人がいる。
アメリカのロックバンド、ドレスデン・ドールズのボーカル
(アマンダ・パーマー)は、無料で音楽を配信することにして、
クラウドファンディングにより、ファンたちに「支えて」欲しいと頼んだ。
すると、10万ドルの目標に対して、120万ドル近くのお金を集めることに成功する。

アマンダは、ストリート・パフォーマーの経験を生かし、人に頼むと言う
ことを音楽の世界でも実践した。
CDなどの定価販売のモノではなく、無料で自分たちの音楽を配信する代わりに、
「支援」をお願いすることにした。
そうすると、払いたい人が払いたい額を払ってくれた。
支援には定価がないからだ。

無料で配信する前は、メジャーレーベルからCDを発売するが、
レコード会社側から失敗したと言われ撤退していく。

今は、レコード会社で音楽をつくらなくても、だれでも自宅で
レコーディングできる時代になった。
販売の方法も、やろうと思えば自分たちでできる。
インターネットがそれを可能にした。
作り手がマーケティングを自分でやれる時代になったのだ。
すべてのミュージシャンがアマンダのやり方で成功できるとは限らないが、
音楽のビジネスモデルが、これまでのレコード会社からの売り方だけでは
なくなったのは確かだ。

しかし、人に何かを頼むと言うことは簡単にはできない。
アマンダは言う。
「人に助けを求めることは簡単なことじゃないから、
抵抗を感じる人が多いんです。頼むのは自分を無防備にすることだから」

僕も、人に何か頼むことですごい抵抗を感じたことが何度もあります。
悠とが小学校のとき、サッカークラブの試合があるのはほとんどが日曜日。
お店の仕事がある僕は、試合会場へは送ってはいけない。
それで、いつも同級生の誰かのお母さんやお父さんに悠との送迎を頼んでいた。
いつも引き受けてくれる方がいたので、すごく助かりました。
でも、毎回頼むときはすごく抵抗を感じたものです。
それは、アマンダの言うとおり、自分を無防備にすることだからだったのかな。

PS/アマンダの詳しい話は、アメリカのプレゼンテーションイベント、
TEDカンファレンスをネットで参照してください。
テレビでも、NHKで毎週放送されています。
僕もたまに見るのですが、脳が刺激される話がたくさん出てくる面白い番組です。
by cafe_delmar | 2015-06-19 06:25 | デルマー前:波情報