7:30am・・今日の波/クローズ・曇り
まだ海は荒れていますが、明日から落ち着いてきそうです。
カフェ、今日も元気に営業しています。
オープンは、朝8時50分からです。
今月の読書

今週の月曜日。
中谷塾に参加した翌日。
大阪から鳥取に帰る電車を乗り過ごしてしまい、
鳥取駅で降りるはずが、倉吉駅まで乗り過ごした。
本を読んでいて、鳥取駅に着いたことすら
気づかなかったからだ。
寝ていたわけではありません。
ちょうどその時、僕は泣きそうになって、
本を読んでいたから。
東証一部上場の会社、ダイヤモンドダイニングの社長、
松村厚久氏の自伝を読んでいたからだ。
彼の成功物語がいろいろ書いてある中で、
僕が泣きそうになった話は、彼の人に対する接し方だ。
飲食業界のY先輩の会社が倒産してからも、松村厚久は
そのY先輩に対する態度を変えず、
今まで通りの付き合いをした。
それどころか、そのY先輩のために
自分の会社の中での仕事を作り、
Y先輩とのコンサルタント契約をした。
先輩と言っても、松村氏が直接何かお世話になった
ことは特にないので、助けてあげる義理はなかったはず。
成功してる人だけとつき合うだけじゃない。
人や立場で差別しない男。
まっとうな人との付き合い方を、
松村厚久氏は教えてくれる。
飲食業界で働く人にとっては、すごく勉強になる
経営の話がたくさん詰まっている本です。
でも、そんなことはどうでもいいと思えるぐらい、
松村厚久という男の生き方、人に対する接し方、
そのほうが経営のことなんかより、
どれだけ人として大事かを教えてくれる。
世の中には、数字の上ではもっとすごい社長がたくさんいる。
でも、この男と死ぬまで本気でつきあっていこうと思える
社長はそうはいないだろう。
松村厚久は、まちがいなく死ぬまで付き合って
いきたい男だ。
あとがき
僕がなぜ松村厚久氏の本を読もうと思ったのは、
あるテレビ番組で、彼が若年性パーキンソン病になってからも、
闘病生活を続けながら、一生懸命仕事を続けている
様子を見たからです。
僕と同じ難病という病になっても、前を見続けている人。
逆境になっても、常に未来を見ている人。
そんな彼の生き方を、もう少し知りたくなったからです。
病は確かに苦しい時もあります。
ただ、それでもその病からもらえるプレゼントもある。
ときどき、僕はそう思うことがあります。
松村厚久氏も、そのプレゼントをもらった男では
ないだろうか。