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小説家と飲食店は同じだった
8:00am・・今日の波/すね・曇り&雨
強い南風が吹いています。

カフェ、今日も元気に営業しています。
お知らせ
明日8日(金曜)は、青谷小学校の入学式のため、
カフェはお休みさせていただきます。

明日、7歳になる春樹。春に産まれて、ママの真樹ちゃんの
字をひとつとったら、春樹という名前になりました。
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35年以上、小説家として活躍している村上春樹。
彼は、エッセイに次のようなことを書いていました。

この三十数年のあいだに、ずいぶん多くの人々が、
新人作家としてデビューするのを目にしてきました。
少なからざる人々は、高い評価を受け、さまざまな文学賞を
とり、本も売れました。

しかし、20年前、30年前にデビューした中で、
いったいどれくらいの人が現在もアクチュアルな
現役小説家として活動しているかと言えば、その数は
正直言ってあまり多くありません。
というか、実際にはかなり少数です。

多くの「新進作家」たちが、知らない間にどこかへ
消えていきました。

小説を書くことに飽きて、あるいは小説を書き続ける
ことが面倒になって、よその分野に移っていきました。
『職業としての小説家』より抜粋


飲食店も同じです。
アメリカでは、レストランの60%が開業3年以内に閉店します。
日本もほぼ同様の数字のようです。

小説家と同じように、デビュー作(お店のオープン当初)は、
まずまずでも、その後、知らない間にどこかに消えていく作家。
しらない間に閉店するお店。

小説をひとつ書くのはそれほどむずかしくない。
(村上春樹)
お店をオープンすることは意外と簡単だ。
(デルマー・マスター)

しかし小説をずっと書き続けるというのは
ずいぶんむずかしい。
誰にでもできることではない。(村上春樹)

お店を継続して長く続けることは、すごくむずかしい。
(デルマー・マスター)

村上春樹の小説家についての話を読んでいると、
飲食店の経営とすごく似ていると感じました。

小説を書き続けることができるか。
お店を継続して営業していくことができるか。

それはやってみないとわからない。

水中で常に前に向かって移動していなければ、
死んでしまう。
生き残る小説家はそんな魚と同じだと、
村上春樹は言う。

お店の経営も同じだろう。
今より、もっと良くしていこうという気持ち。

10年、20年後にも生き残っているお店になる。
そのために常に前へ泳ぎ続ける魚になろう。
そのための創造力は、毎日湧いてくるからね。


参考文献
自伝的エッセイ
村上春樹『職業としての小説家』
by cafe_delmar | 2016-04-07 09:08 | デルマー前:波情報