サーフィンがむずかしいと感じる人は、サーファーになれない。
朝の波/こしはら・晴れ
僕は今から34年前の19歳の時に波乗りを始めました。
友人に誘われて、伊勢のビーチでただボードを渡されていっしょに海に入った。
見よう見まねで、しかもショートボードで波に乗れないのは当たり前だった。
(当時の海は、99%ショートしかいなかった)
海の中でこけまくっていた記憶しかない。
でも、おもしろくて何度も波に乗ろうと突っ込んだ。
そんな全然ダメだった初めての波乗り体験だったけど、おもしろいと思った。
だから、友人の中古ボードを買って、すぐに海に行く予定を仲間たちと計画した。
それから、34年飽きずに続けてこられた。
僕のサーフィンスクールを受けたり、レンタルボードをした人たちから、
たまに海からお店に戻った時に感想を言われます。
『サーフィンてむずかしいですね』
こういう人は、たぶんサーファーにならない。
波乗りは難しいのが当たり前だから。
それを楽しむ気持ちがなければ、サーファーにはなれない。
みんなちがっていい。
自分がおもしろいと思うスポーツをすればいいんだから。
自分に合わない短いボードで波乗りを始める人と、ときたま出会います。
長いボードはカッコ悪いと思うのか?
セミロングやロングボードでも、楽しく波に乗れて、すごい技ができるサーファーはカッコいい。
素直に自分のレベルを認めて、乗りやすいボードを買った方がいい人と
思う人が毎年僕の前にあらわれる。
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