今週の読書
元サッカー日本代表の中村俊輔の本を読みました。
1997年からJリーグで活躍し、20年たった今(2017年)も
J1ジュビロ磐田でプレーしている。
マリノスから、イタリア、スコットランド、スペインの欧州
3チームでもプレーした。
これまで、彼のフリーキックはテレビで何度も観たが、
素晴らしいキックとしか言いようがないぐらい、
高い技術を持った選手だ。
そんな中村も海外のチームでプレーした時は、スタメンで
使ってくれなくて、苦しんだ時がある。
その当時の心境を書いていた。
『試合に出られない。チャンスが来ないとなれば、誰だって、
気持ちが落ちる。でもそういうときにこそ、踏ん張らなくちゃいけない。
落ち込んで、くさってしまえば、オーラは消えてしまい、
存在感は薄れ、ますます出場チャンスから遠のくことになる。
苦しいときこそ、やらなくちゃいけない。
僕はとにかくもがく。
このまま終わるわけにはいかない。
この苦しい毎日を次にいかさなくてはいけないと、必死になる。』
サッカー選手として大活躍し、多くの表彰を受けてきた
中村俊輔。
そんな彼も、苦しいときが何度もあった。
そんなとき、もがいてもがいて、今の自分にできることを
手を抜くことなくやってきたという。
「これでいいだろう」と思ってしまう瞬間。
それがいちばん怖いと中村俊輔は言う。
どんな仕事、商売をしていても同じだ。
うまくいかないときに何もしないでいるか、
中村俊輔のように、必死にもがいて、100%の力でいつも
戦っていくか。
サッカーのかずさんも現役が長いですが、中村俊輔も20年も
トップ選手として活躍できているのは、彼の本に書かれたような、
その考え方にあるように思います。
中村俊輔は、プロサッカーの名選手と言うだけでなく、一流の人間だ。
そんな気がした、彼の生き方の本でした。
あとがき
久しぶりに眠い目をこすりながら、いっきに読んだ本です。
あとがき2
日本のJリーグのプロサッカー選手の引退平均年齢は、
25歳から26歳です。
39歳、現役のトッププレーヤーとして中村選手がいかに
長く活躍しているか。
だから、彼は凄い。
その凄さの秘訣が、この本には書いてありました。
「察知力」中村俊輔 著 幻冬舎新書