僕が波乗りを始めたのは、36年前です。
その頃は、大阪のサーフショップでボードを買うしかなかったのですが、
お店にはショートボードしか置いていませんでした。
初心者も、ショートから始めるのが当たり前の時代でした。
当時は、ショートボード(プロが使う競技用(コンテスト用ボード)を、
一般人もふつうに使うものだと広く認識されていました。
今考えると、おかしなことだ気づきます。
毎日のように海に入るプロサーファーと、週に一度や二度しか海に入れない
休日サーファーが、プロ仕様の短いボードを使っても、簡単には乗りこなせません。
休日に楽しくサーフィンをするためには、一般レベルの人向けに作られたボードを
選ぶのが、より波乗りを楽しむコツだと思います。
さいわい、今の時代は一般人向けの乗りやすいボードがたくさん作られるようになり、
販売されています。また、壊れにくくて長持ちするサーフボード(サーフテック)
などの新素材ボードもいくつか作られるようになりました。
選択肢が増えて、ボードの価格も高品質でも低価格の種類が多くなり、
36年前に比べると、これからサーフィンを始める人にとても良い時代になっています。
あとは、自分に合うボードの選択さえ間違わなければ、早く波乗りを楽しむことが
できますね。
サーフボードを選ぶ時のコツがあります。
それは、自分のレベルを過信しないで、謙虚に乗りやすいボードを選ぶこと。
20代の時に、プロ仕様のボードばかり乗って、なかなか上達しなかった僕の
経験と反省を踏まえて言わせていただきます。
自分が思っているほど、たいしてサーフィンは上手くないと思った方がいい。
ビデオで自分のライディングを撮影してもらうとすぐわかります。
プロの技術とあまりにも違うということが。
でも、それが当たり前なんです。
多くの休日サーファーは、コンテストで勝つためにサーフィンを
しているんじゃない。
自然を感じて、気持ちよく波に乗って楽しみたいから。
仲間と波に乗るおもしろさを共有したいから。
それだけでじゅうぶん幸せだと思える、そんなふうに僕は感じています。
初心者には、ボードが壊れにくく、長く使えるサーフテックが価格も手ごろでお勧めだと思います。
2本目から、フォームのボードで自分のオリジナルボードを作るのが良い。
タカヤマモデルのロングボードは、40歳以上の方にお勧めです。
デルマーで、サーフテックのボードは購入できますよ。