少し前にブログで紹介した広島のパン屋さん。
3代目のパン屋の主人で、以前は8人でパン屋を経営していた。
それを、ヨーロッパでパン屋修行をして帰ってきてから、
奥さんと自分の二人だけのお店に変えた。
働く時間も、8人でパン屋を営業していた時より短くできた。
しかも、売り上げは8人の頃とほぼ変わらない。
なぜそんなことができたのか?
「よい材料を使って、80点を目指す」に変えたから
今までは一生懸命100点のパンを目指していたら、働く時間が長くかかった。
オーストリアの名店のパン屋さんでは、4から5時間の労働で
パンがおいしくできたこと。
そんなオーストリア人のパン屋での働き方を経験して、80点の
働き方でいいんだと学んだ。
人間関係も、働き方も同じですね。
100点を相手に求めたら気持ちがしんどくなったり。
完璧に仕事をしようと思うと、いくら時間があっても
足りなくなる。
20%の遊び心を仕事にも人間関係にも持てれば、
毎日をもう少し、気が楽に生きられそうな気がします。
あとがき
一日18時間近く働いていた時は、周りに厳しく当たっていたという
パン屋の主人。それが、一日8時間労働に変えてから、気持ちにゆとりが
持てるようになり、人にやさしくできるようになったと書いてありました。
わかりますね。
僕も繁忙期でお店の営業時間が長くなり、カレーの仕込みなどで、
15から16時間ぐらい働く日が増えたときは、人にやさしくする
ゆとりがなくなり、家族に厳しく当たってしまうことがあります。
長時間労働が続いている人は、周りにやさしくするゆとりが
持てない状態になりやすいので、働く時間を少なくして、周りに
80%ぐらいの気持ちで付き合うといいんじゃないかな。
僕も意識して、これからそうしていこうと思います。