青谷町内の桜は3分咲き15時ごろの井手が浜今週、今年になってからお店に来てくれた常連さん。
県外から、いつもひとりでサーフィンにくる。
冬は冬用タイヤに交換しないので、波乗りはお休み。
春になったので、去年の11月以来の再会。
いつもの照り焼きチキンサンドセットを食べながら、
カウンター席でいろいろ話を聞く。
50歳の彼には二人の子供がいて、高校3年生と大学3年。
私立の大学に通う子供の学費が高いし、下の子も
大学進学を考えているので、あと最低5年は子供のためにだけ
働くことになると話す。
奨学金(ローン)を借りず、学費をすべて彼が払っているので、
本職の仕事以外に、寝る時間を削って副業もしている。
好きなサーフィンも、海にくる回数をかなり減らして、
学費のためにお金を稼いでいる。
僕も大学生の息子と中学生の息子がいるので、
彼の苦労がよくわかる。
子供のために、自分の遊びは後回し。
働く時間も増やして、子供が自立するまで
親としてできる限りのことをしてあげようとしている。
「マスター、僕ね二人の子供が大学卒業して自立したら、
海に近い千葉に引っ越そうかなと考えているんです。
第2の人生を、好きな海の近くで波乗りを楽しみながら、
暮らしていけたらと。
もちろん、仕事は続けます。
自分の好きな事や楽しみを味わえる生き方を、
子育てが終わったらしようと思うんです。」
そんな彼の話を聞いて、ぜひ実現してほしいと願わずには
いられなかった。
好きなサーフィンを、千葉の海で思う存分楽しめるように。
そのときまで、お互い子育てに必死になるしかないね。
あとがき
41年間もサーフィンを続けていると、サーファーの
知り合いはたくさんいます。
そんな中で、サーフィンの技術が上手いとか下手とか、
そんなことはどうでもよくて、彼のように誰かのために、
必死に生きているサーファーが僕は好きだ。
晴れていると、テラス席が気持ちいいシーズンになりました。
レンタルサーフボード10本以上あります。4月27日まで、前日までにブログもしくはインスタを見たと言って予約すると、1,000円割引します。レンタルウエットスーツもあります。