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最近の読書
6:30am・・・・今日の波/ひざ腰のチョッピー・曇り
         これから、西うねりが上がってくるでしょう。

今、読んでいる本が、僕の心の中のわだかまりを少し癒してくれた。
僕の親父は、数年前、膀胱癌になり、手術して、ストーマの状態になった。
日常生活はできるけれど、旅行や、長い外出はどうもいやらしい。
僕は、そんな親父を見ていると、好きな事ができなくなって少しぐらい寿命が延びても、
今までの楽しみを続けられる治療のほうが良かったのではないかと。
長く生きられなくても、今生きていることを楽しめる生活ができる方法を
選ぶべきだったのではと。

そんな思いがずっとあって、その思いをやわらげてくれた本が、
『狂い』のすすめ・ ひろさちや著 集英社新書

本文を少し引用すると、
『日本の医療はおかしいですよね。病気を治そうとします。病気に勝とうとするのです。
がんになれば、がんに勝てるわけないじゃないですか。
それなのに、日本の医者の大部分はがんに勝とうとします。がんに勝とうとするあまり、
すぐに患者の臓器を摘出してしまうのです。胃がんで、胃を摘出すれば、
ある意味ではがんに勝ったことになりますが、
でも、人間として生きにくくなります。
がんには勝ったが、患者は死んだ。それじゃ、勝つ意味がないではありませんか。』

僕は、手術してから、生きにくく暮らしている親父を見て、他の治療方法を探したほうが
良かったのではと思い続けました。
僕自身も、約9年前に腸を切る手術をしてから、生きにくくなったことを感じていた。
辛い思いで生きるより、生きる楽しみを満喫して、死んでしまうほうが僕にはいい。
人それぞれ、いろんな生き方があるんだけど、ただ、息をしているという生き方だけは
したくない。

もっと、素直に病気を受け入れて、生きていく方法もあるんだなと、この本が教えてくれた。
世間の常識を信用しない、そんなことを素直に納得させてくれる本です。

そういえば、今年レンタルして見た映画で、タイトルは忘れたけど、
フランス映画で、末期がんを宣告された青年カメラマンが、延命治療を拒否して、
最後まで自分の生活を変えずに暮らして、死ぬ時に、夏のあるビーチで、
ひとり寝そべりながら海を見て、タバコを吸って、昼寝していると、やがて、夕方になり、
まわりにいた海水浴客は誰もいなくなり、
広いビーチに、青年だけが夕暮れのビーチに横たわり、人生の終焉を迎えた。
その時の彼の顔は、静かに眠るように穏やかだった。
淡々と静かに過ぎていくストーリーなんだけど、最後のシーンが、
とても印象に残る映画だった。

ゴールデンウィークなのに、なんだか重い話でスイマセン。
でも、こんなときこそ、いろんな映画や本をたくさん読むこともいいじゃないかな。
自分を少し変えたい人は、ただ遊ぶだけより、何かが変わるきっかけをつくれるかも。
by cafe_delmar | 2007-05-02 06:59 | デルマー前:波情報