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久しぶりの読書
7:00am・・・・今日の波/フラット・曇り

夏も終わり、少し余裕が出てきたので、久しぶりに本を読んだ。
『お金がなくても平気なフランス人・お金があっても不安な日本人』
講談社文庫/吉村葉子著
なんとも長いタイトルの本です。
内容は、フランスに20年間住んだ女性の視点から見た、フランス人の生活観が
書かれたエッセイ。
おおまかに言うと、フランス人は節約家が多く、ブランド物を欲しがる一般人は、
日本ほど多くないということ。又、自分の経済力で、買えない物は欲しがらないという感覚
を持っていて、お金を出さずに、心が豊かになる方法を上手に考え、生活しているということ。

本の中で、ドロチという女子大生が、パリから東京にやってきた。
ドロチが、東京の印象を著者に語った言葉が興味深い。
『東京はものすごくエキサイティングだけど、ストレスがたまる町だと思う。
何もかもが、人間の頭脳を刺激する仕組みになっているみたい。パリならば
ボーっとしていられるのに、この街は誘惑が多すぎるのよ』

ドロチの言うように、都会に住んでいると、物欲が常に刺激され、
物質的な欠乏感が生まれやすい。
いい家、いい車、いい服と、持っているもので、多くの人が他人と比較したり、
持っているもので、優越感を感じている人が多い。
その点、田舎は良い。
ブランド物を売っているお店は近所にないし、いい服を着ていくようなレストランも多くはない。
僕の大好きな中古レコード店や古本屋もないから、衝動買いをしなくてすむ。
ほんと、物欲が刺激されないから、ほんとに自分が欲しいものをじっくり考えることができる。
お金を使わなくても、豊かな気持ちにさせてくれる、自然がまわりにいっぱいだ。

そんなわけで、田舎暮らしは、フランス人的な生活ができるということかな。
無理やりなこじつけでしたね。(*^_^*)
by cafe_delmar | 2007-11-09 07:36 | デルマー前:波情報